Mechelen☆ ~市内観光~
2013年 09月 05日
8月最後の日曜日、メヘレンで行われた
"ハンスウェイクの聖母行列"を見に行ってきました☆
メヘレンはブリュッセルとアントワープの真ん中にある
人口約8万人の小さな街ですが
16世紀前半にネーデルラント(今のオランダとベルギー)の首都として
繁栄した歴史があり、14世紀からの建造物が今も残る趣がある街です。
写真奥に写っているのは、お祭りのゴール地点の“ハンスウェイク聖母教会”
電車を降りて街の中心部に向かいます。
駅から中心部までは歩いて15分くらい
今日はお祭りがあるので、幟や旗が飾られていました。
お祭りは15時からなので、それまで市内観光をすることに☆
町の中心にあるグローテ・マルクト
それを囲むように立つ市庁舎は3つの建物から構成されています
左のゴシック建築の鐘楼は旧ラーケンホール(毛織物検査場)
市庁舎の最古の部分をなし現在、ベルギーとフランスの鐘楼群の
一つとして世界遺産に登録されています
真ん中の宮殿は16世紀初めに最高裁判所・市議会場として
計画されたのですが途中で建設が中止。
その後商人が買取り倉庫として使っていたそうです。
建物として完成したのは20世紀に入ってからだとか。
右の建物は1975年に建てられた比較的新しいもの。
時代が異なる建物が同居していておもしろい造りですね。
市庁舎の中庭
Ernest Wijnants(アーネスト・ワイナンツ) 作の母子像があります
Wijnantsはメヘレン出身の彫刻家でこの像は1952年に作られたもの
グロ―テ・マルクトの周りにはレストランが軒を連ねます
この日はお祭りがあるせいか、どのお店も予約でいっぱい!
レストランで食事やお酒を飲みながら
お祭りを見ようという計画みたいですね~
マルガレータの像と聖ロンバウツ大聖堂☆
マルガレータは1506年から1530年までネーデルラントを治めた女性で
聖ロンバウツ大聖堂は13世紀から300年のときをかけて建設された
ゴシック様式の教会で、塔の高さは97.28mあります。
こちらも市庁舎の旧ラーケンホール同様
ベルギーとフランスの鐘楼群の一つとして世界遺産に登録されています
聖ロンバウツ大聖堂の中央祭壇
聖ロンバウツはアイルランド出身の聖人で
8世紀頃、メヘレンでキリスト教を広めたと言われています
中央祭壇の反対側には立派なパイプオルガン
聖ロンバウツ大聖堂の中にはたくさんの絵画があり
特にアンソニー・ヴァン・ダイクの祭壇画 “十字架のキリスト”が有名☆
・・・だそうですが、見落としちゃった~(泣)
ステンドグラスもとても素晴らしいものばかり☆
聖書の様々な場面が鮮やかにステンドグラスで表現されています。
今まで見た教会で一番ステンドグラスがキレイ♪
メヘレンはカリヨンの街として有名で
ベルギーで最も古い王立のカリヨン学校があります
カリヨンとは組み鐘のことで、ここ聖ロンバウツ大聖堂には
欧州で最重量級の合計80トンのカリヨンがあるんだそう
定期的に演奏会もやっているようです
もうじき始まるお祭りに備えているみなさん♪
この棺?を運ぶ方たちのようです。
お祭りで使うのかな?
どんな場面で登場するのか楽しみ♪
時間がなくて中が見れなかった
バロック様式のセントピーター&セントポール教会
奥の白い建物がマルガレータ・フォン・ヨークの宮殿
マルガレータ(オーストリアのマルガレータ)の宮殿☆
グローテ・マルクトにあった銅像の人物で
彼女が暮らしていた宮殿がここです。
女性でありながらとても優れた統治者で
メヘレンは彼女のおかげでネーデルラントの政治の中心として
また織物業を中心とした商業の町として繁栄したと言われています。
基本、庭だけ見学可のようですが
この日は宮殿の内部が一部だけ公開されていました。
統治者の住まいとしては華美ではない造りです。
建物は1796年から現在まで裁判所として使われています。
窓枠には外部から侵入できないよう細工がされてました。
さぁ~そろそろ、お祭りが始まる頃・・・
急いで場所取りに行かなくっちゃ(笑)