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La paix☆

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ず~っと気になっていたLa Paix
2008年からずっと1つ星を守っているレストラン。
地元の方の評判もとても良いので興味があったのですが
治安がイマイチ良くないところにあるのと
電話でしか予約できないこともあり・・・なかなか腰があがらず。。。
でも日本に帰ったあと心残りになりそうだったので
同じくこの年末で帰国するお友達を誘って行ってきました♪

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ミディ駅のちかくにあるアバトワのマルシェ(Marché des Abattoirs)
目の前にお店はあります。
ブラッスリーとありますが
お店の中はこんなにオシャレなの☆

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まずはマダムおススメの
シャンパーニュ・ロゼで乾杯☆
しあわせ❤

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シェフのDavid Martinさんは日本食材に興味がおありのようで・・・
パンととも出された3種類のバター☆
無塩、ハーブ入りそして・・・何と日本酒&梅干し入り!
ほんのりした梅の酸味と塩気が以外とよく合うのです。
日本に帰ったら、マネっこしてみよー♪

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この日はランチ限定の
シェフおススメ・5サービスのコースをお願いしました。
アミューズ・ブーシュ☆
かぼちゃのピュレ、ちりめんキャベツのソテーに
シェーブル(山羊のチーズ)を使った軽いムース状のソースを
とろ~りとかけて・・・
クランプルの香ばしさと
ほんの少し振られたライムの皮のすりおろしの香りが絶妙~
食材の組み合わせ方が上手でおいしいの♪

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ここから5サービスのスタート☆
いきなりデセール? ・・・っと思ったら
ガトー・フロマージュ・サレでした。
ケーキと言っても塩味だから安心してね‐★
・・・というサービスの方の言うとおり、全然甘くない。
パルメザンチーズのサブレの上に
シェーブル(山羊のチーズ)のムース
1番上はセップ茸のジュレという組み合わせ。
右下の黒いソースと一緒にいただきます。
この黒いソースはグレープフルーツを煮詰めたもの。
まるで焦げたような色をしていますが
グレープフルーツの苦み、酸味、香りがちゃんと生きていました。
右上の花びらがのっているものは
薄く焼いたガレットの上にリコッタチーズ
下にはコールスローサラダ☆
上質のオリーブオイル&ライムの皮のすりおろしと一緒にさっぱりと。

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前菜の2品目☆
お皿をサービスしてくれたときに
マダム達、まだ食べないでね!・・・とサービスのおにいさん。
何かな~っと待っていたら、何やら手に白い丸いものが!
思わずフランス語で、あっ! 白トリュフって叫んだら
残念~ 牛のミルクのチーズをトリュフ風にしたものだよ~
・・・と笑いながら説明してくれました。
チーズに胡椒がまぶしてあって、見た目はほぼ白トリュフ。
シュッシュッするとチーズだということが分かります。
こういう遊び心ある演出が楽しい♪

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こんがり焼き色がついたセップ茸に
ほんのり甘いトウモロコシのムース
そしてパタネグラ(イベリコ豚の生ハム)
秋らしい1品☆

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フレンチというより和食と言ったほうがしっくりくる魚料理でした☆
こんがり焼いた鱈の粕漬けに
ぴりりっと一味唐辛子を効かせた昆布だしをプラス
さっと湯がいたとんがりキャベツとレタス
イタリア野菜の黒キャベツを添えて・・・
サービスのおにいさんのフランス語の説明で
“sake-kasu”と聞こえたときは思わず耳を疑い
えっ? 今、酒粕って言った? って聞き返しちゃった(笑)
それから、おにいさん、昆布という名前を忘れちゃったらしく
ブイヨンは海藻で・・・え~っと、なんて言う名前だっけ~~
・・って困っていたから
もしかして昆布?・・と助け舟を出したら
そう! konbu! ありがとう! なかなか覚えられなくて~~・・と言っていた。
サービスの人も次々と新しい食材が出てくるから
おぼえることいっぱいで大変ですよね。

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鱈の粕漬けには、こんな小鉢(?)も一緒にサーブされました。
ん・・・ここは日本?っと錯覚しちゃいますね(笑)
黒胡麻のソースに昆布だしで炊いた蕪が乗せられ
乾燥した昆布のかけらとマスタードリーフが散らしてあります。
黒胡麻のソースは練りごまを昆布だしでゆるめたもの。
蕪や大根には味噌が合うイメージですが
この胡麻との組み合わせもGOOD! 
驚きのおいしさでした❤
このアイデア、日本で早速マネさせてもらおうっと!
鱈の粕漬け+昆布だしのアイデアもねー☆

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さぁ、おまちかねのメインですよ☆
本来ならメインはvolaille(鶏肉)でしたが
追加料金を払って牛肉にチェンジ☆
なぜなら、コチラのお店、熟成牛がおいしいことで有名なの。
牛を食べなきゃ来た意味ない! (笑)
今回いただいものはお店で30~40日熟成させた
シメンタール牛を炭焼きにしたもの。
おにいさんの説明によると
ここのお店の地下には、100年前からあるお肉を熟成させるための
専用部屋があり、そしてその部屋には有益な酵母が長年住んでいて
これがお肉を熟成させるために良い仕事をするそうな。
好きなだけかけてね~って、肉汁ソースを置いて行ってくれたけど
柔らかくうま味のつまったおいしいお肉だから
シンプルにお塩だけで食べたいなって思いました。
ちなみにチュロスみたいな形のものはフライドポテト。
他店のようにてんこ盛りのポテトじゃないところが、日本人にはうれしい♪

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付け合わせはコチラ☆
じゃがいものピュレとTrompette de la mortのソテー
形を生かしてスライスした洋梨にベビーリーフを散らして。
Trompette de la mortというのは“死のトランペット”という名の真っ黒いキノコ。
毎年、秋になるとマルシェで良く売られています。
日本に帰ったら、なかなか口にできない食材なのでうれしい❤
洋梨の使い方も勉強になりました~

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Voici,c'est une barre d'or.
こちらは金の延べ棒です・・・と出されたデセール☆
本物のように見事な金ピカ!
ね、本当は何なの?って聞いたら
正体はピスタチオとショコラのムースなんだって♪
濃厚なんだけれどさっぱりとした甘さでおいしかった❤
付け合わせはcoing(マルメロの実)のコンポート
刻んだナッツにレモンのソース
マルメロは初めて食べました。
梨のような林檎のような・・でもそれとは違う不思議な食感。
果実酒にするイメージが強かったけど
コンポートにしてもおいしいんですね。

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ミニャルディーズ&コーヒー☆
ベルギーやフランスでcaféと頼むとエスプレッソが出てくるので
いつもcafé allongé (カフェ・アロンジェ)を頼んでいます。
直訳すると引き延ばしたコーヒー。
そうするとエスプレッソを薄めてくれて
日本でいうレギュラーコーヒーと同じ濃さのものを出してくれます。
たま~に、カフェ・アロンジェが通じないときがあるので
その時はcafé long(カフェ・ロン)か
café américain(カフェ・アメリケン)と言い変えれば大丈夫☆
そのコーヒーのお供のミニャルディーズは割とシンプルなラインナップ。
レモンのフィナンシェ、ライムのメレンゲ、ドライフィグ(干いちじく)
そして皮を剥いただけのマンダリン(蜜柑)(笑)
食べるときに気をつけるようにと言われたメレンゲは
強くつまむと崩れてしまうほどの繊細さ。
周りの甘くサクッと焼きあがったメレンゲと
中の酸味がガツンと効いたライムソースの相性が良かったです。

帰るまでに機会があれば、もう一回行きたい!っと思うくらい
おいしかった❤
王道のフレンチが好きという方には合わないかもしれませんが
私のようにコンテンポラリーフレンチがお好きな方はぜひ☆
また、おいしいお肉を食べたい方もぜひ☆
ただ、金曜日を除いて平日はお昼しか営業してないの・・・
シェフのDavid MartinさんはLa paixのセカンドレストラン
BOZAR BRASSERIEもやっているので
コチラの方が行きやすいかも・・・

La paix
住所:Rue Ropsy-Chaudron 49 1070 ANDERLECHT
電話:+32 (0)2 520 10 39
営業日: 月曜~金曜 12:00~13:30, 金曜の夜のみ ~21:30まで
定休日: 月曜~木曜の夜、土曜、日曜


BOZARE Brasserie
住所:Palais des Beaux-Arts Rue Baron Horta, 3 1000 Bruxelles
電話:+ 32 (0)2 503 00 00 
営業日: 火曜~土曜 12:00-15:00, 18:30-22:30
定休日: 日曜、月曜

by fleurclasse | 2015-11-17 22:26 | ☆つきレストラン

ベルギー・ブリュッセルでの駐在生活日記☆


by fleurclasse