2017年 03月 01日 ( 1 )

Le carnaval de Binche Part.1☆

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今年の3月1日はカトリックにおいて“灰の水曜日”と呼ばれる日。
この日から復活祭までの46日間を四旬節といい
肉や卵、アルコール等の嗜好品を取ることを自粛して
キリストの復活を祝う準備をします。
また灰の水曜日の直前にあたる日曜日から火曜日にかけての3日間には
カーニバルが行われる習慣があります。
カーニバルは日本語だと謝肉祭といい
節制をしなければならない四旬節の前に祝宴を開き、どんちゃん騒ぎをして
それに備える意味があるようです。



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世界各国で行われるカーニバル☆
日本人に一番認識されているのは
世界3大カーニバルの1つであるリオのカーニバルではないでしょうか。
(ちなみに3大カーニバルは、リオ、ベネチア、トリニダードトバコ)
私が住んでいたベルギーでも行われていて
特に有名なのが、ベルギーの西部にある人口3万人ほどの小さな町・バンシュのカーニバル☆
2003年に、ユネスコの無形文化遺産に指定されているんですよ。





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数あるカーニバルの中で、なぜバンシュのカーニバルが世界遺産になったのか…
それは上のポスターの写真にあります。
ベネチアのカーニバルも仮面をつけることで有名ですが
ここバンシュでは全員同じ仮面をつけるのです。
その点が他のカーニバルと異なることが
ベルギーの民俗学者の研究によって明らかにされ
それが決め手となり、ユネスコから世界遺産に登録されることになりました。
決め手となったこの仮面姿を見ることができるのは
カーニバル3日目、マルディグラの朝のみ。
8時30分に駅をスタートするパレードで
ゴールのグランプラスに到着する直前に一斉に
この仮面をつけるそうですよ~




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バンシュのカーニバルの起源は14世紀まで遡ります。
1394年、欧州でペストが大流行し、多くの人が命を落としました。
当時、バンシュは織物業で栄えていたのですが
ペスト蔓延の原因が衣服につく蚤のせいとされたため
生産は大打撃を受け、街の経済が衰退していきます。
王や貴族たちが去った斜陽化した街に残ったのは民衆のみ。
人々は自分たちの手でこの町を治め、復活させるという思いを込め
このカーニバルを始めたと言われています。
また皆が仮面をするのは、どんな社会的な地位があったとしても
仮面をかぶってしまえば同じで、全員が王になれるということから。
描かれている手入れの行き届いた髭は、権威や金持ちの象徴
メガネは修道士や学者といった知識人のシンボルとされていて
当時の庶民にはどちらも許されていないものだったそうです。
それを描いた仮面をかぶることで、誰もが上流階級になり
そして、みんなでこの町を治めるという意識につながっているんですね。


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そんな謂れをもつバンシュのカーニバルは日・月・火の3日間行われます。
初日はDimanche Gras☆
日本語にすると肥沃な日曜日って感じでしょうか。
女装した男性が多く練り歩くマミゼル(ma misère)と呼ばれるパレードが見所。
日曜日なのでベルギー駐在の方は見に行きやすいですね。
しかしこの日はバンシュのカーニバルならではのジルもオレンジ投げも見ることはできません。
残念ですが…

2日目はLundi Gras(肥沃な月曜日)☆
子供と若者の日とされています。
HPを読むと、15時くらいにグランプラスで若者たちによるオレンジ投げがあるそうですが
ジルは見れませんので悪しからず。

最終日はMardi gras(肥沃な火曜日)☆
(英語ではパンケーキ・デイと言うそうです)
いよいよクライマックス! ジルの登場~
仮面のジル、オレンジ投げが見れます♪
祭りの最後には花火が打ち上げられ、最高に盛り上がるようです。
やっぱり見に行くならマルディグラの日よね~ってことで
ワタクシ、駐在時に見に行ってきました♪
2015年だからもう2年前の話なのね…
今回はカーニバルについての由縁をズラズラと書き連ねたので
次回はマルディグラのレポートを☆
写真をいっぱい撮っていたのでセレクトが大変ですが(苦笑)
近日中にUPしたいと思います。








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by fleurclasse | 2017-03-01 14:54 | ベルギー国内・お出かけ | Comments(0)

ベルギー・ブリュッセルでの駐在生活日記☆


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