2017年 03月 08日 ( 1 )

Le carnaval de Binche Part.2

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私がカーニバルに行った2015年は
パリでシャルリーエブド襲撃事件があった直後で
人の集まるところに行くことを自粛されている方が多く
なかなか一緒に行ってくれる方が見つからなくて…
見に行くのは無理かな~っとあきらめかけていた時に
近所にお住いのSさんが、声をかけてくださり
見に行くことが出来ました♪

マルディグラ当日は国鉄でバンシュへ☆
1時間ちょっとの電車の旅。
中央駅のホームに早めに行って電車を待っていたので
座ることができたけど、日本の通勤電車並みの混雑ぶりでした~~
到着したバンシュの駅は小さい街ながらも、なかなか立派!
歩いて、会場のグランプラスまで向かいます。



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Le Gille☆
向かう途中、見かけて思わずパチリ☆
ジルは道化師のこと。
この言葉はフランス北部、ベルギーのみで使われているようです。
この方は右手にramon(ラモン)を持っていますね~
ラモンは柳の枝を籐で束ねてあり
箒のような形をしています。
悪魔を追い払うという意味合いがあるそうです。






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ジルになるには条件があります。
バンシュ生まれ、バンシュ育ちでバンシュに居を構えるもの
もしくはバンシュに5年以上居住したの男性しかなれないのです。
またカーニバルの期間中はシャンパンと牡蠣しか食べないそうですよ~
これは中世のごちそうの名残からだそうです。
シャンパンと牡蠣…大好物なので
なれるものならジルになってみたいかも(笑)



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市庁舎の前にあるグランプラスに到着☆
お昼時だったので、何か食べようと
グランプラスを取り囲むようにあるレストラン何軒かにアタックしましたが
どこも予約でいっぱい~~(涙)
どこかないかなぁと小さな路地に入ってみると
人の列があり、並んでいる方に聞いてみたところ
そこで簡単な食事ができるとのこと。
そこは保育園みたいなところで、観光客向けに
カーニバルのときだけ食事を提供しているという感じでした。
食事も2択しかなかったですが
小雨が降る寒い日だったので室内で座って温かいものを食べれたのは良かった♪
プラス、お値段も良心的だったし、トイレもあったし❤




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食事した後、グランプラスに戻って、一番前の列を確保☆
雨も上がり、ホッと一安心♪
時間前にもかかわらず、会場のグランプラスには
衣装を来た人たちが自由に入ったり出たりをするんですよ。
日本だと、はじまる前はちょっとした緊張感があるのですが、この国には皆無。
いつもダラダラだらしない…(苦笑)
でもその自由さが良いところでもある。




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開始時間の15時になっても始まらないのがベルギー(笑)
10分過ぎ、20分過ぎ、30分過ぎ…
1時間過ぎた頃に、ようやく人の出入りがなくなり
警察の騎馬隊が入場してきました!
やっと始まるのかな?!




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音楽隊とともに入場してきたのは
かわいいチビジルちゃんたち❤
遠くまでオレンジを投げれないので
S'il vous plat!
(シルブプレ 日本語にすると くださいな~ って感じ)
…と声をかけると、ちょこちょこっと寄ってきてくれて
手渡ししてくれるの♪
外国の子って、なんでこんなにかわいいの~~


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チビジルの後に登場したのは “Le Pierrot”☆
Le Petit Collège de Bincheという幼稚園と小学校の子供たちが
カラフルなピエロたちに扮しています。
パステルカラーの衣装がかわいいですね~❤
ジルと異なり、男の子だけでなく女の子もなれるそうですよ。




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このピエロは16~18世紀にかけてヨーロッパで大流行した
La Comedia Dell’Arte(コンメディア・デッラルテ)という
仮面を使った即興演劇の登場人物をモチーフにしています。
とんがり帽子についている黒いマスクは
オオカミを表わしているんだって。




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お次もかわいい衣装のチビッコ達の一団♪
L' arlequin☆
アルルカン…道化師のことです。




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彼らは l’Athénée Royal de Bincheという幼稚園から中学校まである
ベルギー・ワロン州の公立学校の生徒たちです。
ピエロ同様、男の子、女の子どちらも参加できます。





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こちらもピエロと同じく
即興演劇・コンメディア・デッラルテの登場人物から
インスパイアされたもの。
フェルト製のグリーンの帽子にはもふもふの縞模様の毛皮のしっぽ
黄色と赤、緑の三角模様のコスチューム
きゅっと結んだ黒いベルト
これらはアルルカンならではのもの。




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Le Paysanという少年たち☆
訳すると、農民。
紺色のスモッグ、白いパンツ そしてプリーツリボンで飾りつけた靴。
ボリュームたっぷりのダチョウの羽と
長い白いリボンをあしらったエレガントな白い帽子。
その帽子の下には
“barrette”と呼ばれる大きな白い正方形の布
これを折りたたみ、頭部を覆い、顎下で結んでいます。
斜め掛けした皮のバックには沢山のオレンジをつめて。
オシャレな農民姿ですよね~




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彼らも地元の学校
Le Collège Notre-Dame de Bon Secours de Bincheの生徒たち☆
ピエロ、アルルカンとの違いは
女の子は農民にはなれないこと。




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なぜかというと“農民”になるには
ジルと同じ条件を満たしていないといけません。
つまり今、“農民”の格好をしている彼らは
“将来のジル”ということになります。
それを示すように、彼らはカーニバルの最後にマスクをつけます。
そのマスクはジルのものと似ていますが
口ひげと顎ひげがないものです。





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さぁ、いよいよジルの登場☆
約1,000人いるそうです!
“ジルに複数形はない。何人いても1人のジル”
これはバンシュの住人が言った言葉☆

帽子の羽で半分隠れてしまいましたが
グランプラスにグレーの看板が掲げられています。
“PLVS OVLTRE”
これは市の標語でプルス・ウルトラと読み
ラテン語でもっと先へ…とか、更なる前進という意味。

カーニバルでは枠仕掛花火となるそうですよ~
ジルたちの先に見えてる尖塔は聖ユルスメール教会☆






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ジルの起源は1549年まで遡ります。
この地方を統治していたハプスブルク家の王女で
ネーデルラント総督でもあるマリア・フォン・エスターライヒが
兄のカール5世と彼の息子のスペイン王・フェリペ2世をもてなすため
宴を開きました。
その宴に、当時征服していたインカ帝国の服装をした踊り手を
登場させたのがはじまりだと言われています。




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独特の衣装はジュートでできたブラウスとパンツからなり
黄色と赤と黒のフェルト生地で装飾されています。
モチーフは星、ライオン、王冠など
150パターンほどあるそうです。
腰には“apertintaille”と呼ばれるウール製の黄色と赤のベルト。
ベルトには真鍮製の鈴がぶら下がっています。
首回りはプリーツのリボンでできた襟。
その縁にはレースまたはゴールドのフリンジがあしらわれています。
そして木靴を履いています。
みんな同じようにお腹と背中がぷっくりしているのは
身体と服の間に沢山の藁を詰めているから。




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高さ1メートルもある羽根飾りは重さ3㎏!
ダチョウの羽で出来ています。
とても高価なものなので、雨が降るときはかぶらないそうです。
飾りの下は、barretteという名の白い綿製の帽子。
更に白い布を首まわりにまいて、髪の毛を全て隠しています。
ジルは個人では衣装も帽子も所有しておらず
バンシュに3軒ある "louageur"から借りています
"louageur"はカーニバルの衣装や帽子の製作と貸出に特化した店で
日本でいう貸衣装屋さんといった感じでしょうか。




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彼らが投げるオレンジはorange sanguine という種類です。
ブラッドオレンジと言ったほうが分かりやすいですよね。
ニュース記事を読んだところ
今年はスペインから35トンのブラッドオレンジを仕入れたそうです。
なぜブラッドオレンジなのか…
キリストの血を表わすものだから…とか
マリア・フォン・エスターライヒが開いた宴で
踊り手がまいた金貨に由来するとか
(金貨の代わりにオレンジを配る)
調べたけどはっきりした理由は分からず~~

キャッチできれば幸運が訪れるといわれているので
そこかしこから S'il vous plait コールの嵐~~
最前列にいたので、キャッチしたり、直接手渡しでもらったりして
合計37個もGetしました❤
そのうち1つは、ジルのおじ様が
ほっぺにチューしてくれたらあげるよ~っと言ったので
チュッ❤として、いただいたもの☆
東洋人が珍しかったのかなぁ(笑)

赴任してから一度は見たいと思っていたバンシュのカーニバル☆
一緒に行ってくれたSさんのおかげで
素敵な思い出が出来ました♪
ありがとうございました❤




















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by fleurclasse | 2017-03-08 22:26 | ベルギー国内・お出かけ | Comments(0)

ベルギー・ブリュッセルでの駐在生活日記☆


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